システム拡張にもガイダンスで追随

――これからもガイダンス実装は続くと思いますが、優先順位はどうやって決めていますか。
齊藤:Slackに問合せチャンネルを作っています。これは、Salesforceをうまく使って結果を出している営業の意見を聞くことに役立っています。そこを見て加藤がアイデアを出し、部内でどれから実装するかを検証するようにしています。コロナ禍でも出勤することなく、ガイダンスの実装を進めることができています。
加藤:コロナ禍でも、毎月何か1つはガイダンスを追加してきました。Chatterでの報告の半自動化は、アンケート結果を受けて作ったガイダンスでしたが、それ以外は現場に意見を聞いた上で作ります。たとえば同期に会う機会があったら、その時にヒアリングして、アイデアを得るようにしています。今後は、レポートとダッシュボードへのガイダンス実装を計画しています。Salesforceをもっと理解した上で取り組んでいきたいですね。
――現在はSalesforceにWalkMeを組み込んでいますが、今後の拡大をどのように考えていますか。特にNECネッツエスアイとしてDXを実践する過程で、どのような展望を描いているのか教えてください。
齊藤:まず、来年度に向けて体制を整えることを考えています。弊社もDXソリューションを提供していますが、自分たちでもそのソリューションを使いこなせるようにならなくてはなりません。来年以降はSalesforceの利用領域がSEや保守サポートのチームにまで拡大する計画です。Sales Cloudの利用範囲が広がりますし、Salesforce Field Service Lightningの導入も予定しています。
ユーザー数は順次拡大していきますが、今後は最初からWalkMeを使える分、要件定義の段階から定着化の計画を盛り込み、充実したサポートができると考えています。これに加えて、目の前のレポートとダッシュボード利用のサポートを行うべく、ガイダンス作成を進めていけたら良いと考えています。
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冨永 裕子(トミナガ ユウコ)
IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...
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