SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Adobe Summit 2021レポート

アドビが「Adobe Summit 2021」で明言、企業がデジタル経済で成功するためのCXMをサポート

Adobe Summit 2021 レポート


 アドビは米国時間4月27日から29日にかけ、「The Future of Customer Experience(顧客体験の未来)」をテーマに掲げ、オンラインイベント「Adobe Summit 2021」を開催した。基調講演の前半ではAdobe Experience Cloudのアップデートが紹介された。CEO シャンタヌ・ナラヤン氏、アニール・チャクラヴァーシー氏の発表内容をお届けする。

4つのカテゴリーでアプリケーションを再整理

Adobe 会長、社長兼CEO シャンタヌ・ナラヤン氏
アドビ 会長、社長兼CEO シャンタヌ・ナラヤン氏

 この1年を振り返ると、全世界がかつてないほどの困難に見舞われたが、不幸中の幸いはその過程でデジタルテクノロジーが日常生活やビジネスにとっての希望になったことだ。ナラヤン氏は「私たちはデジタルのある世界からデジタルファーストの世界へと移行し、後戻りはできなくなった」と指摘し、「今日、すべてのビジネスがデジタルビジネスでなければならない」と訴えた。

 アドビが提供する3つの分野の製品の中でもAdobe Experience Cloudは、あらゆる規模のデジタルビジネスが優れた顧客体験を提供するために不可欠な「Customer Experience Management(CXM)」の実践に求められる機能群を提供する。今回のイベントで、アドビはAdobe Experience Cloudの傘下のアプリケーション製品を「Content & Commerce」「Data Insights & Audiences」「Customer Journey」「Marketing Workflow」の4つのカテゴリーで再整理した。重要なのは、各アプリケーション製品がAdobe Experience Platformという共通プラットフォームで稼働するものとして設計されている点だ。Adobe Experience Platformは各アプリケーション製品に統一的な顧客プロファイル、継続的なインテリジェンス、そしてオープンで拡張可能なアーキテクチャーを提供する。今回のSummitは、パッケージングを見直したものや買収したものを含め、いくつかの新しいアプリケーションのお披露目の場となった。

図1:Adobe Experience Cloudの全体像 出典:アドビ [クリックして拡大]

 アドビが考える今日のデジタル経済における成功要因は、パーソナライズされた体験を提供し、顧客エンゲージメントに基づく関係性を維持することにある。そのためには仕組みの再構築が不可欠だ。それも一度作って終わりではなく、継続的な改善を伴うジャーニーになるであろう。CXMの実践ではテクノロジーだけでなく、それを使いこなす人材のスキルをプロセスに落とし込むことも必要だ。「テクノロジーを活用する人材育成や新しいプロセスの定着では、CMOとCIOの間に強力なパートナーシップが求められる」とナラヤン氏は強調した。

次のページ
「Cookieレス」トレンドで重要性を増すファーストパーティーデータ資産

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Adobe Summit 2021レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

 IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/14352 2021/06/21 13:18

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング