FinOpsの概要を振り返る
前回は、FinOpsが生まれた背景やFinOpsの概要と原則について説明をしました。
FinOpsは、「システム」「ベストプラクティス」「カルチャー」で構成された、クラウドのための新しいオペレーティングモデル。経営層、ファイナンス、エンジニア、ビジネス部門などのステークホルダー間の協力関係を醸成し、「スピード」「コスト」「品質」間のトレードオフを実施。これにより、ユニットエコノミクスを改善することで、「収益の増加」「顧客基盤の拡大」「製品や機能のリリーススピードの向上」といったビジネス価値を向上させるためのものです。
また、FinOpsにおける“6つの原則”でも触れましたが、大切なポイントとしては
- FinOpsチームを組成して組織横断でコラボレーションする
- 組織横断での活動にあたり共通言語化する
- ユニットエコノミクスを意思決定に活用する
上記のアクションを通じてカルチャーを変革し、継続的にビジネス価値を向上させることです。
今回は、 FinOpsチームを組成して組織横断でコラボレーションするために、FinOpsチームが必要な理由や役割について紹介します。