Works Human Intelligenceは、農林水産省がデジタル・ガバメント実現のため、人材情報管理の基盤として統合人事システム「COMPANY」の導入を決定したと発表した。
同省が導入を予定している対象業務への網羅性が高く、ノーカスタマイズによる導入が可能なため、導入効率化やコスト面・保守面での優位性などに期待できるとの見方から、同システムの採用が決定されたとしている。
これにより、同省は「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」「COMPANY 就労・プロジェクト管理」「COMPANY Talent Management」を導入。2022年1月に、5,000人の勤務時間管理を先行稼動する予定だという。
また、稼動機能・範囲を順次拡大していき、2023年1月にはシステムを完成させ、全国24,000人の職員が利用することになるとしている。
期待効果
「COMPANY」の標準機能を活用した業務プロセスの再構築
人事・給与、勤務時間管理、福利厚生などの内部管理業務を「COMPANY」シリーズに統合して運用することを前提に、手入力や無駄な作業の排除、業務の標準化、業務プロセスの再構築を実行。年間約21.1万時間を創出し、新たな政策価値の創造を目指すという。
人材データの一元管理によるタレントマネジメントの実現
「COMPANY」に集約・蓄積される人材データを、複数業務・組織で横断的に活用することにより、リアルタイムなデータ更新と人材の可視化を実現。また、可視化した最新データを活用した組織・人材の分析や人事企画を行うことにより、戦略的人事やマネジメント強化を目指すとしている。
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