メールサーバとウイルス対策
1999年、普及が本格化したインターネットで、Melissaとよばれるウイルス(厳密にはワーム)が発見されました。Melissaは、電子メールの添付ファイルを通じて感染し、インターネットの各所で爆発的に被害が広がりました。
以降、メールサーバの構築や運用を考えるときには、私達は必ずウイルス対策を講じなければならなくなりました。メールサーバにとって、ウイルスが問題となるのは、次のような理由のためです。
- メールがウイルスの主要な感染源となっている
- ワームはメールサーバにも感染する
- ウイルスの中には、感染を広げるためメールを大量に送信するものがある
- ネットワーク内のPCが感染し、大量にメールを送信するとメールサーバがダウンしてしまう
- ウイルスが情報を外部へ漏洩する危険がある
実際に、メールに対してウイルスチェックをかけるためには、いくつかの方法があります。