UiPathは4月19日、事業戦略説明会を開催。同社は日本における22年度の総括として、以下の5点を挙げ、日本の自動化市場に対する現状と今後の見通しについて発表した。
- AI×RPAを実践する企業が増加
- 基幹系システム周辺のRPA活用増加
- 大企業におけるプロセスマイニングの本格導入が増加
- DX人材育成へのRPAプロジェクトの活用
- 社会貢献へのRPAの活用
同社によれば自動化を推進している企業は増えつつあるものの、活用の「停滞」企業と「推進」企業とで大きく二極化してしまっているという。
活用が進む企業の特徴としては、RPAによる数百~数千人規模の時間創出目標や経営アジェンダへの取り組みにも進んでいる。一方で停滞している企業では、局所的な対応や現場レベルにとどまってしまうとのこと。
最も、人材不足や日本の労働生産性の低さから、日本における業務自動化の必要性を訴えるほか、自動化マーケットは今後2025年までに3000億円規模まで拡大すると見込んでいる。
また同社は、2023年度の事業方針の一つとして「デジタル人材育成の推進」を掲げる。自動化のための知識とスキルを習得できる環境整備として、オンラインコミュニティの運営や電通国際情報サービスと共同開発した人材育成プログラムを通して、スキルミスマッチの解消と不足するDX人材の支援を行っていくという。
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