Red Hatとアクセンチュアは、戦略的パートナーシップを拡大したと発表。
両社は企業のハイブリッドクラウド移行をさらに支援するため、来年にかけて以下4つの領域を皮切りに、共同で新たなソリューションを開発するとしている。
- オープン・ハイブリッドクラウドのアプリケーションとメインフレームのモダナイゼーション:Red Hat OpenShiftをベースに、ハイブリッドクラウドによる運用効率の向上やイノベーションを促進する包括的なクラウド戦略の策定を支援する
- 自動化:アクセンチュアはRed Hat Enterprise LinuxとRed Hat Ansible Automation Platformを活用し、自動化されたクラウド・コンピューティング機能を安定して提供するためのソリューションを開発
- エッジ・コンピューティング:ユーザーはRed Hat OpenShiftやRed Hat Ansible Automation Platformを導入することで、アプリケーションの実装や自動化をエッジ側で行い、物理的な設備への依存を軽減することが可能に
- ソブリンクラウド(主権確保のためのクラウド):ユーザーのオープンソースのテクノロジーやサービスを活用して、クラウド上のデータ格納場所やアクセス、処理方法を管理できる取り組みを共同で進展
なおRed Hatの委託により作成されたIDCのホワイトペーパーによると、Red Hat認定システムインテグレーターを通じてRed Hat OpenShiftを実装した場合、企業はアプリケーション移行プロジェクトのスピードが47%加速、3年間で523%の投資利益率を達成できるとしている。
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