レッドハットは、東日本電信電話(以下、NTT東日本)の映像AIサービスに、Red Hat OpenShiftが採用されたことを発表した。
NTT東日本の新たなサービスは、AIによる映像解析機能をRed Hat OpenShiftを採用した映像AIサービスに集約することで、サービス開発に柔軟性をもたらし、ユーザー拠点に設置しているカメラは従来からある単純な撮像機能のみを保持するだけでよく、初期投資も抑えることができるようになったという。当初はオープンソースのKubernetesも検討したが、新規バージョンへの対応やサービス開始後の安定運用を考慮し、Red Hat OpenShiftを採用したとしている。
現時点で、小売業向けに店舗オペレーションや販促支援を、スマートシティ関連の分野では、商業施設、オフィスビルや街頭のセキュリティサービスをはじめ、自治体向け、不動産向けのサービスを提供する、計5社がサービス提供企業として参画することを予定。今後は、働き手不足や後継者問題に悩む中小の製造業や、農業・漁業といった領域にも、提供可能なサービスを拡充していき、地域活性化や産業維持の観点からも支援を行っていく予定だという。
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