Talendは8月31日、ニトリホールディングス(以下、ニトリ)が「Talend Data Fabric」を採用したと発表した。
ニトリは、クラウド上にコンテナ技術を使ったマイクロサービス基盤、データ分析基盤を構築する中で、大量データのシステム間連携を安全かつ高速に行う必要があったという。ソリューションを検討した結果、データ連携基盤としてTalend Data Fabricを採用。具体的に同社は、商品供給のシステムをクラウドに移行し、コンテナ上で大量のデータ処理を高速分散処理するためのデータ連携や、店舗販売、ECサイト、モバイルアプリなど顧客接点となるサービス、データをクラウド上でマイクロサービスとして提供するためのデータ連携にTalendを利用している。また、データ分析の基盤としてGoogle Cloud BigQueryにデータウェアハウスの構築を進めており、データ集約の仕組みとしてTalendを利用するという。
また、ニトリでは、Google Cloud BigQueryへの移行プロジェクトの前に、ニトリグループとなった島忠のデータ基盤を早く統合する必要があった。Talendを使用することで約2週間で完了したとしている。
【関連記事】
・ニトリホールディングス、SAP Concur導入で社員の利便性向上などを目指す
・ノキア、日本向け産業用5Gフィールドルータを発売 データと人工知能を組み合わせた運用も
・楽天と博報堂DYホールディングスが新会社設立 データと知見を活用し新たなソリューション開発目指す