ノキアは8月31日、日本のローカル周波数帯に対応した、日本市場向け産業用5Gフィールドルータを発売し、堅牢性に優れた産業向けデバイスのシリーズを拡大すると発表した。
このフィールドルータにより、製造業者やエネルギー、輸送など物流業界の企業は運用の柔軟性を高めることにより、変化する市場ニーズに対応することが可能とのこと。
より具体的には、プライベート5Gワイヤレス・ネットワークによりロボットや車両の自動化を大規模に実現し、運用データとアナリティクスを組み合わせてメンテナンスの予測も可能に。また、データと人工知能を組み合わせて運用環境のデジタルツインを構築することで、メンテナンスの強化にもつながるという。
今回の発表を受け、同社APJエンタープライズ・プライベート・ワイヤレス・キャンパスの責任者であるドニー・ヤンセンスは次のように述べている。
「産業のデジタル化には、機器や機械の高い信頼性と、安全で広範な接続性が不可欠であり、これにより企業はエンドツーエンドで業務のネットワークを構築することができます。ノキアはこれを最も直感的な方法で行い、日本企業の変革の加速をサポートしています。お客様は、5Gおよび4.9G/LTEのプライベート・ワイヤレス・ネットワークで動作する堅牢なフィールドルータの機能を、最近リニューアルした東京のアドバンスト・テクノロジー・センターで体験できます」
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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