NTTデータは、北米子会社であるNTT DATA Servicesを通して、米Apisero Holdings Corporation(以下、Apisero)を買収することで合意したと発表した。
ApiseroはMuleSoftコンサルティング企業であり、1,500名以上のMuleSoft認定資格保有者を有する。SalesforceファミリーであるMuleSoftは、異なった環境下にある複数システムをAPI連携するクラウド型の統合プラットフォームかつ、iPaaS市場のリーダとして多くのグローバルトップ企業に採用されている。
NTTデータは今回の買収を通じ、MuleSoftおよびSalesforceの認定資格保有者を含めApiseroの約2,100名の人材を獲得し、これまでの買収で獲得したデジタル対応力とも組み合わせることで、より一層の競争力強化を図るとしている。
ApiseroのCEOであるVijay Raoは、今回の買収にあたり次のように述べている。
「私たちは創業以来、お客さまや取引パートナー、そして従業員を成功に導くことに尽力してきました。NTTデータの一員になることで、そのグローバルなビジネス基盤を通じて、我々の提供価値を拡大し、より広範な分野のお客さまに対し、デジタルを活用したイノベーション推進のサポートができるようになることを大変嬉しく思います」
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