Kaspersky(カスペルスキー)は、「透明性への取り組み(Global Transparency Initiative:GTI)」の取り組みをさらに発展させる計画を発表した。
同取り組みは2018年に開始。サプライチェーンのリスクに取り組むための業界標準の設定を目指すプログラムだとしている。
同社は今後、次の活動を予定しているという。
・トランスペアレンシーセンターを新たに中東とアフリカに開設:2024年半ばまでに、中東とアフリカにそれぞれ初のトランスペアレンシーセンターを開設する計画だとしている。また、アジア太平洋地域にも、既設の東京、シンガポール、マレーシアに加え、新たにセンターを設置予定
・ソースコードレビュー対象を、法人向けオンプレミスソリューション全般に拡大:トランスペアレンシーセンターで実施できる、製品のソースコードレビューの対象範囲を拡大するという。これまでは個人向け製品と法人向け製品が対象だったが、2023年7月より、オンプレミスとして提供する法人向けソリューションのすべてを対象とする
【関連記事】
・カスペルスキー、LockBitによる攻撃範囲の拡大を発見
・APT攻撃グループ「Tomiris」と「Turla」に協力関係か──カスペルスキー調査
・カスペルスキー、Microsoftのゼロデイ脆弱性を利用した攻撃を発見