TISは、クレジット業界のグローバルセキュリティ基準であるPCI DSSv4.0への準拠対応を支援する「PCI DSS対応認証スキャンサービス」の提供を開始した。
同サービスは、ペイメント業界を中心に、PCI DSSv4.0準拠対応で2025年4月以降必須となる認証スキャンの導入を支援するもの。対象サーバにログイン後、サーバ内部からスキャンを実施し潜在的なリスクを可視化することで、他システムと連携していないソフトウェアの脆弱性を検出できるという。特権アクセスを検査に組み込むことで、これまでの非認証スキャンでは見つからない脆弱性の検出が可能になったとしている。
同社は今後も、PCI DSSv4.0準拠実現に向けたソリューションや関連サービスの開発を進めていくとのことだ。さらに、サプライチェーンリスクを検討しているペイメント業界以外の顧客に対しても同サービスの提供を拡大し、2026年度までに100社への同サービス導入を目指すとしている。
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