IBMは、AIのスキルアップを必要とする人々向けに、2026年末までに200万人へAIに関する学習機会を提供すると発表した。
同社はAIに関する教育において世界各地の大学との提携を拡大。パートナーと協力して社会人学習者にAIに関する学習機会を提供し、IBM SkillsBuildを通じて新しい生成AIのコースを提供開始するという。同取り組みは、IBMの既存のプログラムやキャリア構築プラットフォームを拡張したもので、AIに関する教育や需要の高い技術職へのアクセスを強化する。大学の教員は、講義や没入型学習体験など、IBM主導のトレーニングを受けることができるほか、また学生にも、生成AIやレッドハットのオープンソース・テクノロジーに関する無料のオンラインコースなどを提供する。
同取り組みでは、学習者はIBM SkillsBuildを通じて、IBMの専門家が開発したAIに関するトレーニングを受けられるという。IBM SkillsBuildは既に、AIの基礎、チャットボット、AI倫理などのトピックに関するオンライン学習プログラムを無料で提供している。日本では、大阪労働協会、プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会とそれぞれパートナーシップを締結。IBM SkillsBuildの提供を通じて、就労や仕事の幅を広げるためのスキル習得支援をしており、AIに関する学習機会も拡大するとのことだ。
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