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EDRを“検知性能”で判断していないか 「平時と有事の相乗効果」が選定ポイントに

3つの観点「企業信用度」「強力なEPPの同時提供」「セキュリティ拡張性」から判断

EDR/XDRだけでなく、EPPやASM、ZRAの“統合運用”が鍵に

 前述したような対処をどのように実現すべきか。釜池氏が所属するトレンドマイクロにおいては、総合サイバーセキュリティプラットフォームTrend Vision Oneが有効だという。有事のセキュリティで機能するXDRだけではなく、平時のセキュリティとなるEPPやASM、ZTAを統合運用できる(もちろん、一部だけを利用することも可能だ)。

 初期フェーズはEPP/CWPP(Cloud Workload Protection Platform)で外部脅威からの防御、第2フェーズではEDRで侵入後の対策強化や未知の脅威検知、第3フェーズでEDRをネットワーク・メール・OTなどに拡張していく。そして、第4フェーズではASMやZTAでプロアクティブなセキュリティ対策を実装するなど、あらゆる企業セキュリティのロードマップに対応することが可能だ。すべてを同一プラットフォーム(コンソール)から提供できるため、費用対効果とセキュリティ効果も高い。

 では、冒頭に挙げた“3つの観点”から見るとどうか。

 まずは企業信用度、トレンドマイクロは35年にわたり日本に本社を置くセキュリティ専業ベンダーであり、今では東京証券取引所プライム市場にも上場している。世界15ヶ国に研究所があり、世界100ヶ国に50万もの顧客を抱える実績も持つ。加えて、同社が運営する脆弱性発見コミュニティ「ZDI(Zero Day Initiative)」には約1万人のセキュリティリサーチャーが所属しており、2021年に開示された脆弱性のうち64%はZDIが発見したものだという。

 また、顧客へのサポートが手厚いことも特長だ。日本法人対応部門のエンジニアは300人を超え、日本専任のインシデントレスポンスチームも設けられている。日本人エキスパートが“日本に影響を及ぼす”脅威を観測し、いち早く検知して対処ルールを作成して製品に反映するのは、トレンドマイクロならではだろう。

 そして、EDRとEPPの連携も確かだ。EPPで約9割の攻撃をブロック、残りをEDR/XDRで検知することで、作成されたパターンファイルからEPPが脅威の根絶に寄与できる。

[画像クリックで拡大]

 同社のEPPはパターンマッチングによるウィルス対策と、機械学習と挙動監視による次世代ウィルス対策の両方の機能をあわせ持ち、「AV-TEST Product Review and Certification Report」など第三者機関のテストにおいて防御能力は最高レベルの評価を獲得している。なお、「なぜ残りの1割がブロックできないのか」と感じるかもしれないが、ここはEPPそのものの限界と考えていいだろう。それ故にEDR単独ではなく、EPPとEDRの両輪で運用する必要がある。

 加えて、Trend Vision OneではXDRへの拡張もあらかじめ考慮されており、釜池氏は「エンドポイントだけではなく、メールやネットワーク、サーバーなど、まさにフルレイヤーでセキュリティ製品を提供している。それぞれを“XDRのセンサー”として活用し、ネイティブに分析できる点が大きな特長だ」と話す。

 一方で、多くのアラートが発報されることによる「アラート疲れ」を呼びかねない。そこでトレンドマイクロではデータを様々な形で絞り込み、関連するアラートを紐づけることで、本当に対応が必要なアラートだけを通知するように工夫を凝らしているという。なお、EDR/XDR の運用監視を行うマネージドサービスTrend Micro Managed XDRも提供している。

 また、ASMに該当する製品としてTrend Vision One - Attack Surface Risk Management(ASRM)があり、攻撃可能性とビジネスへの影響度からリスク評価を行う。リスクを優先順位付けした上で修復案(パッチを当てるなど)を提示し、最終的にはユーザーが実行するかどうかを判断する。不正アカウントの検出や脆弱性管理、インターネット上のリスク検出など、ITデジタル資産を可視化・評価することが可能だ。

 最後に釜池氏は「ここまで述べたセキュリティ拡張を考えていなくても、将来的には視野に入ってくることでしょう。まずは、30日間有効な無料体験版で紹介したすべての機能を試すことができるため、ぜひ試してほしい」と呼びかけた。

トレンドマイクロにしかできないEDR/XDRを用いたセキュリティとは?

EDR/XDRだけでは有効なセキュリティは完結せず、強力なEPPを同時実装することでノイズの少ないEDR運用とインシデント根絶が可能となります。導入事例や第三者機関によるXDRベンダー評価を交えながら、トレンドマイクロが提供するEDR/XDRの効果と解決できるセキュリティ運用における課題について、比較検討の材料としても使っていただけるこちらの無料資料で紹介しています

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:トレンドマイクロ株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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