東芝デジタルソリューションズは、要介護認定の申請を受けた自治体が実施する訪問調査業務をタブレット端末で行うことができる要介護認定訪問調査システム「ALWAYS V」を1月15日より提供開始した。
同システムは、調査員の経験値や情報リテラシーの差に左右されない支援機能を備えているとのこと。調査業務を紙の運用からデジタル化することで、訪問調査員の業務の効率化をサポートし、介護保険サービス全体の品質と公平性の確保を実現するという。システムの特徴は以下のとおり。
- スケジュール調整の時間を短縮:要介護認定の調査対象者(またはその家族)との訪問スケジュールの調整内容をメモしたり、すべての調査員におけるスケジュールの空き状況をカレンダー形式で可視化したりすることで訪問スケジュール調整の手間を削減。調査員個人のスケジュール管理についても、直近の訪問スケジュールをアラート表示させるなど、一日の業務計画を確認できる
- 調査員の記録方法のスタイルに応じた入力画面:調査中は「メモを取りながら調査結果を入力」「メモを取るのみ」「調査結果の入力のみ」の3パターンに応じた入力画面を用意。画面パターンの切り替えができるため、調査員個人の記録方法や訪問先の条件などに応じて、記録方法を変更できる
- 評価の公平性や正確さの確保:調査対象者とのコミュニケーションを補助する画像機能、判定基準を確認できる認定調査員テキストの参照機能、特記事項を定型文として管理する定型文機能、判断に迷った項目の保留表示や項目間で不整合が生じた場合の警告表示をする機能など支援機能を搭載
なお、同システムは市販のタブレットにインストールして使用でき、自治体の規模の大小に関わらず導入が可能だとしている。
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