日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、1月30日に「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」に本社を移転し、新本社のオープニングセレモニーを開催した。
新本社は、社員の柔軟な働き方や顧客・パートナーとの共創を推進する「フレキシブル・ワークスタイル」を目指して設計されているという。同社は、業界や企業の枠を超えたコミュニケーションによって価値を生み出す「イノベーション・ゾーン」として、新本社の活用を図っていくとしている。
また新本社の開設にともない、IBMの最新テクノロジーを体感できる「IBM Innovation Studio」を旧本社・箱崎事業所から移設。従来の内容から拡張したことを発表した。
新たなIBM Innovation Studioでは、キヤノンのボリュメトリックビデオ技術を活用して名刺上に3Dで自身の分身を表現できるARソリューションや、360度スクリーンを備えた没入型体験空間など、先進テクノロジーや共創の具体的成果が体験できるという。また、ここから生まれたアイデアを同社の専門家との議論につなげられるよう、ミーティングルームや専門家の知識を共有するエキスパート・ゾーンなどのスペースを設けているとのことだ。
同社は今後も、IBM Innovation Studioをはじめとする共創の場やツールの提供などを通じて、顧客やパートナー企業との共創をさらに深めていくとしている。
【関連記事】
・日本IBM、空港警備でのAI搭載ロボット活用に向けた実証実験開始へ 警備人材不足の解消目指す
・日本経済新聞社、日本IBMの支援により経営基盤にOracle Cloud ERP/EPMを導入
・NTTデータと日本IBM、AI活用した「デジタル従業員」を開発へ 2024年度以降の実導入めざす