経営管理ソリューションを提供するログラスは、人的資本への投資対効果を可視化するソリューション「Loglass 人員計画」を提供開始する。個人レベルでの精緻な人件費予算策定・予実管理を行い、基幹プロダクトである「Loglass 経営管理」との連携により、人的資本経営をサポートするという。
製品発表の会見で、新規事業開発室 玉川治宏氏は「日本で人的資本経営が進まないのは、財務データと人的データの分断が原因」と語り、共通のシステムでのデータの可視化や、人的投資が売上生産性への寄与などにどう関係しているかの把握の重要性について述べた。「Loglass 人員計画」の特徴は、「バイネーム」(従業員一人ひとりの給与などの実績データから、経営データへのシミュレーションが自在に行えることが特徴だと同氏は言う。
「これまでExcelで行われていた人の異動、採用、退職などのデータをLoglassのプラットフォームで一元管理し、人件費と業績への投資対効果を可視化します」(玉川氏)
「Loglass 人員計画」の主な特長は、以下の4点となる。
(1)個人名レベルでの人員データの収集・集計工数を極限まで短縮
現場からの採用希望、異動・退職予定など、個人名レベルでの人員計画の情報のやりとりをシステム上で完結し、データ収集・集計作業を大幅に短縮
(2)人の情報を瞬時に人件費に変換
人員情報をベースに、個人名レベルでの人件費への自動変換が可能。原価や販管費の配分、採用費などの変換に対応。人件費計算の属人化を防ぎ、精緻な人件費予算策定・予実管理が可能に
(3)過去から未来の人員情報を一元管理
分断・分散しがちな既存人員と採用計画のデータを一元管理。閲覧制御機能により、
センシティブな人事情報を的確に情報共有。現場のコスト意識向上にも貢献
(4)「Loglass 経営管理」と連携可能、高度な分析基盤
人員や採用の予実対比など人員計画の進捗を簡単に可視化。「Loglass 経営管理」との連携により、財務データと連動した生産性分析もスムーズに実現