パロアルトネットワークスは、脅威インテリジェンスチーム「Unit 42」によるランサムウェアリークサイトの監視・分析について、2023年度の脅威動向を発表した。
リークサイトに投稿された窃取データの公開件数は3,998件にのぼり、対前年比で約49%増加。1日平均で11件もの窃取された情報がリークサイトに投稿されていたとした。
ランサムウェアの動向について、2023年は25の新たなランサムウェアグループが登場したことがわかった。最も活発なランサムウェア犯罪グループはLockBit。928件(23%)の情報をリークサイトで公開し、2年連続で最も投稿数の多いグループだとした。次いで、ALPHV(BlackCat)が388件(9.7%)、CL0Pが364件(9.1%)という結果になっている。
また、攻撃者が組織に侵入してから機密情報を盗むのに要する日数は、2021年の9日から2日に短縮されていることがわかった。Unit 42が絡んだインシデント対応の約50%において、攻撃者のデータ盗難にかかる日数は1日未満であったとしている。
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