国内や国際情勢の影響もあってか、近年よく耳にするようになった「レジリエンス」。NIST(米国標準技術研究所)ではレジリエンスを、「サイバー攻撃を予測し、耐え、回復する能力」としています。予測するために、どういったマルウェアによる攻撃があることを知る必要があり、マルウェアの機能を知ることによって耐え、回復することが可能です。しかしそのためには、攻撃されることを前提に対策を取る必要があり、それに備えていていくこと大事です。そこで本連載では、レジリエンスを実現するということを念頭に、様々なマルウェアやサイバー脅威を紹介し、具体的な例を用いて機能や攻撃能力、アクターを説明していきます。第2回目の今回は、「サイバーレジリエンスから考える脅威─インフォスティーラー情報窃取型マルウェアとは─」です。
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本城 信輔(ホンジョウ シンスケ)
サイバーリーズン合同会社 Japan CISO 本城 信輔(ほんじょう しんすけ)
アンチウィルスベンダーやセキュリティ企業において、20年以上に渡りマルウェア解析業務に従事。豊富な定義ファイルの作成経験があり、サンドボックスの検知技術やAIによる検知技術の向上にも関わってきた経験からマルウェア対策技術に...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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