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リンガーハット、直営492店舗にAI搭載シフト管理アプリなど導入 パロアルトインサイトと共同開発

 パロアルトインサイトは、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」ととんかつ専門店「とんかつ濵かつ」を運営するリンガーハットと共同で、AIを搭載した需要予測システムを開発。同システムをベースとした「自動発注アプリ」および「店舗シフト管理アプリ」の導入を、全国の直営492店舗(※2月29日時点)で完了したことを発表した。

 同システムは、販売実績や気象情報、地域別情報から消費者の需要を予測し、在庫管理やスタッフ配置を効率化することで人手不足解消に寄与。災害時やパンデミックなどの非常時には直近のデータ変化を反映する機能で自然災害や緊急事態への対応も可能となっているという。

 今回の導入プロセスの成功に不可欠だった要素として、店舗運営の経験を持つエキスパートをDX部署に起用したという点が挙げられるとのこと。また、システムの導入に際し、営業担当や店長への説明会、各店舗との意見交換セッションを設けることで、実用的な観点からの質問や懸念に答える機会を提供し、システムを活用した従業員からのフィードバック体制も拡充したとしている。

 導入した店舗では、アプリの活用により、業務の負担軽減や判断精度の向上が実現。毎月十数時間を要していたシフト作成業務が数時間で終わるなど、作業効率化につながっているという。

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