PwC Japanグループは、デジタル関連の法規制やガイドラインのリアルタイムモニタリングを、生成AIによる分析と融合させることで、デジタル分野における法規制対応支援サービスを強化すると発表した。
デジタル技術の進化に伴い、関連する法規制やガイドラインが日々グローバルで更新されている。多くの企業では、これらの変化に迅速に対応することが困難であり、適切なコンプライアンスを維持することが課題になっているという。
こうした課題に対応するために、同社はグローバルで独自ナレッジベースを構築し、生成AIを活用した分析と専門家の知見を融合することで、企業が直面するデジタル関連の法規制やガイドラインを可視化するとしている。
「デジタル分野におけるグローバル法規制対応支援サービス」は「各国における関連規制・ガイドライン調査」「調査結果を踏まえた要対応事項一覧の整理・課題検討」および、「リスク評価・体制整備・規程改訂などの実装」などのサポートを提供するという。
サービスの特徴は次のとおり。
- グローバル最新法規制情報の提供:世界各国のデジタル関連法規制やガイドラインをリアルタイムでモニタリングし、その変更点を顧客に提供
- グローバルナレッジベースとAI分析の活用:PwC独自のグローバルナレッジベースを基に、生成AI技術を利用した分析と、専門家の知見を融合させた高度なインサイトを提供
- 専門家によるアドバイス:法規制、サイバーセキュリティの専門家が、法規制の変更が顧客のビジネスに与える影響を分析し、適切な対応策をアドバイス
- カスタマイズ可能なレポート:顧客の業種やビジネスモデルに応じたカスタマイズされたレポートを提供し、最も関連性の高い情報を提供
- 法令内容、要件整理から実装までエンドツーエンドでクライアントを支援
対象となる法令・ガイドラインの一部
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