パーソルホールディングスは、2024年6月、日本マイクロソフトが提供するAzure OpenAI ServiceのGPT-4oの国内先行導入企業に選出され、パーソル社内専用GPT「PERSOL Chat Assistant」に搭載したことを発表した。
パーソルグループでは、社内専用GPTを国内グループ全社約1万9000人の社員に展開し、利用率は66%を超えている。中でも、汎用的な利用を目的に導入しているPERSOL Chat Assistantは、社員同士が効果的な活用事例を共有する社内コミュニティが活発であること、社内だけでなく社外にも積極的に生成AIの活用を発信していることから、国内先行導入企業に選出されたという。
PERSOL Chat Assistantは、社員が開発したプロンプトを社員同士で共有できるプロンプトギャラリー機能を搭載。プロンプトギャラリーには、オンライン会議の文字起こしを用いて議事録を作成するプロンプトや、過去の商談記録から次の提案資料の骨子を作成するプロンプト、SWOTなどのフレームワークで分析するプロンプトなど、280件以上のプロンプトが掲載されている。これらを、より高い回答精度とスピードをもつ最新モデルのGPT-4oにて活用することで、さらなる業務効率化・業務時間の削減を実現するという。
同社は今後、社内情報の検索や、画像生成も可能なマルチモーダルAIとして、機能を追加していく予定だとしている。
【関連記事】
・LINE WORKS、「AI相談室」を開設 提案資料の作成など、AIエージェントがサポート
・東京海上日動システムズと日本IBM、生成AI用いたコード生成ツールを開発 生産性が最大90%向上
・レオパレス21、セールスフォースのCRM導入でデータ管理を一元化へ 業務効率化と人的ミス削減を実現