パナソニック コネクトは、独自開発観察駆動型AIエージェントが、生成AIのRAGにナレッジグラフを参照して回答できる新技術を開発した。
同技術が評価され、自然言語処理の国際学会ACL 2024で論文が採択されたという。
AIエージェントがRAGの参照にナレッジグラフを利用できるようにし、自律的な質疑応答を繰り返して情報の取捨選択を可能にすることで、素早く適切に必要な情報を収集することが可能になり、ビジネスにおける生産性の向上が見込めるとしている。また、同じ質問に対して安定して同じ回答ができるので、チャットボットなどのサービスにも活用できるとしている。
今後は、さらに回答のスピードを速める技術開発を行い、正確で安定した回答をビジネスの様々なシーンで活用できるようにすることを目指していくとのことだ。
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