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MRI、国際情勢に基づいた「AIリスクモニタリング」提供 環境変化にともなうリスク管理が可能に

 2024年12月3日、三菱総合研究所(MRI)は、「AIリスクモニタリング」の提供を発表した。国際情勢をウォッチする企業・組織を対象に、レジリエントな経営体制の実現を支援するとしている。

 同サービスは、WebサーベイAI「ロボリサ」と組み合わせ、個社別の具体的な業務への適用・実装・運用に至る支援を行うという。データ収集機能とAIによる分析機能を備えたインテリジェンス基盤に、AIリスクモニタリングを組み込み、以下の2段階で環境変化の予兆に対応可能なリスク管理を実現するとのことだ。

①MRIのリスク管理を専門とするコンサルタントがリスクファクターを特定

 以下の事項について、実装・運用方法を具体化するという。

  • 重要リスクファクター(キー・リスク・インディケーター:KRI)の定義
  • KRIを把握するために収集すべき情報の選定
  • 情報の重要性を判断し、KRIを検知するロジックの設計
  • KRIの業務適用方法・モニタリング運用設計

②ロボリサがリスクファクターを検知し、通知

 ロボリサ機能を拡張することで、KRI検知の仕組みを構築し、日常的なモニタリング業務への組み込み・運用までを支援するとのことだ。

クリックすると拡大します

 同サービスでは、世界情勢を把握するために外部情報を収集・活用するという。今後は、これらの社内情報、社内システムなどと連携し、社内から上がってくるリスク予兆の検知にも対応。事業への影響を定量・定性的に予測する仕組みへと発展させていくとしている。

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