三菱総合研究所(以下、MRI)は、4月から、蓄電池などの分散型エネルギーリソース(以下、DER)を運用する事業者向けに、日々のリソース最適運用計画を策定する「MERSOL Operations」を提供開始した。
同サービスでは、MRIの予測・最適化アルゴリズムを用いて、DERの「最適運用計画」「最適入札計画」「価格予測情報」および関連情報を、事業者システムに向けてリアルタイムで提供。提供方法は、事業者システムとの間でのデータ連携・授受で行うという。
サービスの特徴は以下のとおり。
- 主なアウトプット:30分コマごとのDER最適運用計画および最適入札計画を提供。運用計画・実績のレポーティングも提供可能
- 対象ユースケース:電気料金削減、卸電力市場、インバランス削減、需給調整市場、容量市場、およびそれらのマルチユースなど。国における制度設計を踏まえ、今後対象ユースケースを拡大していく予定
- 対象リソース:蓄電池併設再エネ発電所、系統蓄電池、および需要家構内に設置する蓄電池を運用対象とする。今後、対象リソース種を拡大していく予定
MRIは、今後想定される事業環境や制度設計の変化を踏まえ、サービスの高度化を進めるとのこと。また、事業者と共同で事業参画することなども検討するとしている。
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