2024年12月10日、Specteeは、AIリアルタイム防災・危機管理サービス「Spectee Pro」の兵庫県神戸市における導入事例を公開した。
神戸市では、2019年に同サービスの試験運用を開始。AIを活用し、情報の真偽や場所を特定できる点、発生している事象や場所ごとに表示が可能な点などから、災害対応に有用であることが実証され、2020年に導入に至ったという。
導入後は、誤情報への対応や関係機関との連携などで効果を発揮したとしている。具体的には、2023年に関西に台風がきた際、土砂崩れが発生したと連携機関から共有があった。しかし、同サービスで情報を確認したところ、そのような投稿は見当たらなかったという。消防にも確認をした結果「該当する情報はない」と返事があり、この情報は誤報であったことがわかったとのことだ。
今後、同市は職員の訓練や操作研修などに取り組み、より迅速な災害対応を目指すとしている。
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