2025年1月8日、Preferred Networks(以下、PFN)、Rapidus、さくらインターネットは、グリーン社会に貢献する国産AIインフラの提供に向け、基本合意を締結したと発表した。
これまで3社は、グリーン技術の活用に注力し、以下のような取り組みを行っていたという。
- PFN:省電力かつ高い演算性能を持つAIプロセッサー「MN-Core」シリーズの設計・開発
- Rapidus:低消費電力を実現する最先端ロジック半導体および先端パッケージの開発・製造
- さくらインターネット:再生エネルギー活用によるCO2排出削減、外気を使ったサーバー冷却による消費電力削減
今回の締結で、PFNが今後新たに設計するMN-coreシリーズの最先端モデルをRapidusが製造。さくらインターネットが持つ生成AI向けクラウドサービスの開発における知見を組み合わせ、グリーン社会に貢献する国産AIインフラを整備することを目指すとしている。
また、これを起点に、国内の事業者が運営するデータセンターにも展開していくとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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