サイボウズは、「サイボウズ Office」のスケジュールと「kintone(キントーン)」アプリの連携機能を搭載した。これにより、サイボウズ Officeに登録した予定とkintoneアプリに登録された情報を関連付けられ、データ利活用による中小企業のDX推進が期待できるとしている。
kintoneは、「Garoon(ガルーン)」のスケジュール機能はすでに連携機能を提供開始していたが、サイボウズ Officeのスケジュール機能とは連携していない状況だったという。
一方、サイボウズ Officeとkintoneを併用するケースが増え、2024年11月末時点で併用しているユーザーは2,700社超。こうした中、ユーザーアンケート調査を行ったところ、kintoneで管理している顧客への訪問予定をスケジュールに反映したいなど、スケジュールとkintoneアプリのデータ連携の要望が多かったとのことだ。
新たな連携機能には、大きく分けて、スケジュールからkintoneアプリを表示する機能と、kintoneアプリからスケジュールを登録する機能の2つがあるという。
サイボウズ Officeの訪問予定からkintoneの顧客情報を確認する
サイボウズ Officeのスケジュールからkinotoneアプリを表示する機能。訪問予定のスケジュール詳細画面の「関連情報」欄に、顧客管理アプリの訪問先情報へのリンクが表示される。リンクをクリックすると、kintoneのレコード詳細画面が開き、顧客情報を確認できる。
kintoneで承認された休暇をサイボウズ Officeのスケジュールに予定登録する
kinotoneアプリからサイボウズ Officeのスケジュールを登録する機能。休暇申請アプリのワークフローで承認された休暇申請の詳細画面から、「新しい予定を登録」をクリックすると「サイボウズ Office」の予定登録画面が開く。この画面で休暇の予定を登録することで、休暇申請のレコードと関連付けたスケジュールを登録できるようになる。
同連携機能の利用には、サイボウズ Officeとkintoneのスタンダードコース以上の契約が必要になるという。追加費用は発生しないとのことだ。
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