SAPジャパンは、花王が業務プロセスの継続的な改善を支援するソリューション「SAP Signavio(エスエーピー・シグナビオ)」を採用したと発表した。
花王では、以前より国内およびアジア、欧米などの海外拠点においてSAP ERPソリューションをはじめとするSAPのソリューションを活用しているという。しかし変化するビジネス環境の中、グローバルの業務オペレーションの実態を把握し、さらなる業務効率の改善やキャッシュ・コンバージョン・サイクル(以下、CCC)の最適化を図り、企業価値の向上に取り組む必要があったとしている。そこで、蓄積されたERPのデータを活用して現状の業務を可視化し、ビジネスパフォーマンスにおける問題点の把握と改善を支援するSAP Signavioソリューションの採用を決定したとのことだ。
現在、SAP Signavioを使ったSAPサービスチームによる業務分析サービスを活用してシステムを構築し、CCCの改善に向けて、グローバルの債権債務管理プロセスに関する分析などを行っているという。
今後花王は、これらの分析結果を受けて業務プロセスの効率化、およびガバナンスの強化にグローバルで取り組み、CCCの改善を目指す計画だとしている。また、他領域に関しても継続的に分析・改善を行い、企業価値向上に向けた取り組みを実施していく予定とのことだ。
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