ソリトンシステムズは、清水建設が、認証基盤刷新のために「Soliton OneGate」と「NetAttest EPS」を採用したと発表した。これにより、クライアント証明書(端末側で利用するデジタル証明書)を用いた端末認証の仕組みを全社規模で導入し、認証運用の一元化と自動化を実現したという。
清水建設では、PC、スマートフォン、タブレットといった業務端末の多様化や、クラウドサービス活用の拡大により、詐称リスクのあるMACアドレス認証ではセキュリティと運用効率の両立が困難になっていたという。さらに、端末のキッティングや管理作業の煩雑さが情報システム部門の負担となっており、統合的な認証基盤の再構築が急務となっていた。
そこで、なりすましが困難で、端末を一意に識別できるクライアント証明書による認証を採用。運用面では、Soliton OneGateとNetAttest EPSの組み合わせで、MDMと連携したクライアント証明書の発行・展開・失効管理を実現した。
これにより、管理者による手作業での証明書配布が不要となり、キッティングは従来比で90%削減の効果がでているという。PCを含むすべての端末にクライアント証明書認証を導入し、セキュリティリスクを低減しながら認証方式を統一できたとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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