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メタデータ自由自在

優れたマッシュアップの鍵は軸足メタデータ

第3回

地図と画像という異種のデータをマッシュアップして意味の有る結び付きにしてくれたのは緯度・経度という古典的なメタデータです。複数の異種コンテンツを次々と結びつけていくメタデータを、バスケットボールの「ピボットターン」になぞらえて、軸足メタデータ(Pivot Metadata)と呼んでいます。マッシュアップ成功の鍵の1つは「軸足メタデータ」の選定と活用にあると思われます。

WebAPIのプロフィール(メタデータ)を比較・照合するサービス

 少しご無沙汰いたしました。この間、筆者が勤めるメタデータ株式会社では、WebAPIのプロフィール、すなわちメタデータの集まりを快適に比較・照合し、マッシュアップ・エンジニアの頭脳を助けるマッシュアップ・アプリケーション「API比較・マッチング・サービス」を開発しました。

API比較・マッチング・サービス
API比較・マッチング・サービス

 WebAPI情報を得るためのディレクトリ・サイトはいくつかありますし、マッシュアップ開発支援のための技術情報を集約したコミュニティサイトなども、リクルートさんのつくるぶ他、いろいろあります。また、Google Mashup Editor、Yahoo Pipes、Microsoft Popflyなど、簡易プログラミング、ないしはノン・プログラミング志向の統合開発環境で大手はしのぎを削っています。

 いざ魅力的なWebAPIを何本もテストして選び、組み合わせを考え、コストをかけてマッシュアップを丹念に開発し「明日からサービスインだ!」となったとします。この段階で、たった1本のWebAPIの利用制約や、見落としていた技術上、コンテンツの欠陥にひっかかって、振り出しに戻ってやり直し。ロゴの表示義務がサイトのポリシーに合わなかったり、利用制限にひっかかることが法務部からの回答で、リリース予定日の直前に判明したりしたらどうでしょう。会社としても、市場投入までの貴重な時間を失うことになり、大いに不利益です。そんなことにならないように、企画・構想の段階で、素材のメタデータを十分に、且つスピーディに吟味できるようにしたのがこのサービスです。詳細はこちらのサイトでにてご覧ください。

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Mashupedia賞受賞で、メタデータ生成器を入手

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この記事の著者

野村 直之(ノムラ ナオユキ)

メタデータ株式会社 代表取締役社長。理学博士。工学部の学生時代からNEC府中在籍時にかけてグラフ理論などの数理工学、計算機アーキテクチャを学ぶ。1985年から自然言語処理を中心に人工知能、認知科学の研究に従事し、主にMIT AIラボ時代の成果を素に理学博士号を取得。言語の難しさを克服するために人間が書き込ん...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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