デロイト トーマツは、企業のAIサービスに関連するAI規制情報やその対応策を自動的に収集するAIエージェントを独自に開発した。
同サービスは、インターネット上にある国内外の数百におよぶAI規制、ガイドラインを対象に、企業がAI技術や関連サービスを提供する際に遵守すべき法令などの規制の特定およびそれに対する具体的な対応策を提案するもの。これにより、複雑化する規制への対応を支援するAI規制対応支援サービスを強化し、幅広い業界におけるAI規制への対応を支援するとしている。
今回開発したAIエージェントによるAI関連規制調査の具体的な流れは以下のとおり。2~4はデロイト トーマツが独自開発した複数のAIエージェントが自律的に実行するとしている。
- 対象AIサービスの機能整理:対象AIサービスの機能や特徴を洗い出す。関連する規制を適切に特定するためには様々な観点から整理することが重要なため、ここではデロイト トーマツが用意した質問票に沿って機能要素を洗い出すことで、網羅的な整理を実現する
- 関連規制情報のWeb検索:対象AIサービスの機能要素ごとにインターネット上の情報を対象にWeb検索を行い、最新の関連規制情報一覧を取得する
- 規制対応すべき事項の特定:2で取得した規制情報一覧を踏まえ、対象AIサービスの機能要素ごとに規制対応すべき事項を特定、さらにそれぞれに対する対応策を提案する
- 規制対応すべき事項のレビュー:3で取得した規制対応すべき事項の一覧を、正確性、網羅性、適合性等の観点からレビューする
- 専門家による評価・フィードバック:デロイト トーマツのAIガバナンスの専門家が2~4の過程を経て取得した規制情報レポートをレビューし、情報の抜け漏れや誤りを補完・修正する
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デロイト トーマツは、同サービスによるAI規制対応支援を起点として、AIリスク評価やAIガバナンスのポリシー策定、運用体制の構築、社内ガイドラインの策定・運用、AIガバナンス人材の育成支援など、企業のAIガバナンスに関わる課題に対して総合的な支援を提供するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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