Red Hat(レッドハット)は、モデル非依存型AIの安全性および生成AIガードレールにおけるテクノロジーと知見を有するChatterbox Labsを買収した。
この買収により、Red Hat AIポートフォリオに「AIセキュリティ」の機能が加わり、ハイブリッドクラウド向けに構築された包括的なオープンソース・エンタープライズAIプラットフォームの提供に向けたRed Hatの取り組みが強化されるとしている。
今回の発表は、Red Hat AI Inference Serverの導入とRed Hat AI 3のリリースに続くものであり、Red Hat AIのイノベーションを推進する1年の基盤になるものだという。「安全性とガードレール機能は、現代の機械学習運用(MLOps)において必須となる要件だが、Chatterbox Labsのテクノロジーの統合により、安全性が組み込まれた統一プラットフォームが実現し、あらゆるモデルをあらゆるアクセラレーターを使用して、あらゆる場所において本番環境のAIワークロードを可能にするRed Hatの機能が強化される」と述べている。
2011年に設立された Chatterbox Labsは、AIの安全性および透明性においてテクノロジーと専門知識を提供してきた。Red Hatは今回の買収により、重要な機械学習テクノロジーを獲得することになるという。
Chatterbox Labsは、自動化されたカスタマイズ可能なAIセキュリティおよび安全性テスト機能を提供し、企業のリーダーがAIの本番環境導入を承認するために必要な、事実に基づくリスク指標を提示するとのこと。また、このテクノロジーは、以下の方法を通じてデータとモデルの検証を行う、堅牢でモデル非依存型のアプローチを実現するとしている。
- AIMI for gen AI:大規模言語モデル(LLM)向けに独立した定量的リスク指標を提供
- AIMI for predictive AI:堅牢性、公平性、説明可能性などの主要な柱にわたって、あらゆるAIアーキテクチャを検証
- ガードレール:モデルを本番環境に投入する前に、安全性が低く、有害な、または偏ったプロンプトを特定して修正
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