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グローバル人材企業のCIOに根付く「アーキテクトの経験」と「最悪に備える前始末の精神」

第42回:ランスタッド 常務執行役員 IT本部 CIO 林知果さん

 IBM、ファーストリテイリング、セールスフォース、アダストリア(現アンドエスティHD)と、ベンダーと事業会社を渡り歩きながらキャリアを築いてきた林知果さん。2023年10月、オランダ発の総合人材サービス会社「ランスタッド」日本法人CIOに就任すると、入社2日目にして基幹システムの刷新を決断した。40ヵ国にわたるグローバル組織において、何を変えてきたのか。改革とその根底にあるリーダーシップの哲学を聞いた。

老朽化した基幹システムを1年足らずで刷新 その狙いは?

酒井真弓:2023年10月にランスタッドに入社されました。最初の課題は何でしたか?

林知果:入社して2日目に「絶対にやらなきゃ」と思ったのが、基幹システムの刷新です。20年前のテクノロジーを大事に育ててきたようなシステムで、老朽化が進んでいました。安定して動いてはいるのですが、東京でいつ大きな地震が起きてもおかしくない中で、災害時に目標時間内でシステムを復旧させられないような状態でした。

 もう一つ、7年前に買収した事業のシステムがそのまま残っていて、2つの基幹システムが並行して動いていました。人材系の法律は頻繁に変わるので、法改正のたびに両方に手を入れていては、スピードの足かせになってしまいます。基幹システムの最新化と統合、それからデータ活用の基盤づくり。この3本を改革の柱にしようと決めました。

酒井:基幹システムの最新化は、11ヵ月で完了したそうですね。

林:1年かけたくなかったんです。基幹システムの刷新プロジェクトが動いている中でもコードフリーズ期間と呼ばれる間は、他の改修を止めなくてはいけなくなる。その間に法令対応ができなくなるのが一番のリスクでした。だから最小限にとどめるようにしました。新しい機能は追加せず、システムの土台だけをリフトアンドシフトで最新の環境に載せ替える。ただし、災害対策とセキュリティの健全性に関わる部分だけは必ずやると決めました。

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ランスタッド株式会社 常務執行役員 IT本部 CIO 林知果さん

酒井:その割り切りの良さはどこからきているのですか?

林:IBMでアーキテクトをやらせていただいた経験が大きかったですね。複雑に絡み合ったものを一つずつ整理し、最小限の解決可能な粒度にしていく。その上で効果を最大化するためにどこまでやるのか。そういう仕事をずっとやってきたので、「何をやらないか」の判断は、実際の現場経験から来ていることが多いです。

酒井:データ活用はどんな課題があったんですか?

林:以前は、データの置き場所がバラバラだったんです。BIツールの中に直接データを入れ込んでいたので、帳票を作れる一部の人がそれぞれレポートを作ってしまう。同じ「充足率」という言葉でも、人によって計算式が違うなんてことも起きていました。それ以外のデータが欲しい時も、IT部門に依頼がきて抽出する形だったので、ちょっとした数字の活用にも時間がかかっていました。

 そこで、データの置き場所をBigQueryという分析基盤に一本化。データをただ蓄積するだけではなく、言葉の定義も揃えました。たとえば「充足率」といった数字の計算式を全社で統一し、誰が見ても同じ意味になるようにしています。個人情報はしっかり保護した上で、現場の社員がIT部門に頼まなくても自分でデータにアクセスできる環境を、間もなくリリースする予定です。

 ただ、正直「-50」をやっと「-5」にできたくらいかなと……。ここから「+」にしていくのが、これからの仕事です。

次のページ
CIOになっての変化:ITの言葉ではなく“物語”として説明する

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この記事の著者

酒井 真弓(サカイ マユミ)

ノンフィクションライター。アイティメディア(株)で情報システム部を経て、エンタープライズIT領域において年間60ほどのイベントを企画。2018年、フリーに転向。現在は記者、広報、イベント企画、マネージャーとして、行政から民間まで幅広く記事執筆、企画運営に奔走している。日本初となるGoogle C...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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