NTTデータとデル・テクノロジーズは、プライベートAI活用支援を目的とした包括提携に関する覚書を締結した。
同覚書により、NTTデータのAIアプリケーション開発に関する知見と、デル・テクノロジーズのAIインフラに関する知見を組み合わせ、企業が自社専用の閉じた環境で安全にAIを利用できるAIプラットフォームサービスを構築・提供していくとのことだ。
サービスの提供開始は、2026年中旬を予定しているとのこと。また、顧客のミッションクリティカルな業務におけるAI活用を実現するため、両社でGPUサーバーなどのサポート体制の設計・整備を進めるという。あわせて、公共・金融・法人分野における業界特化型ユースケースの拡充を図り、まずは国内市場におけるビジネス成果の創出を加速するとしている。
このプライベートAI領域におけるプラットフォームサービス事業での両社連携を通じて、NTTデータは2027年度末までに国内累計売上高約300億円の達成を目指すと述べている。
概要(特徴)
企業のプライベートAI活用を支援する、AIプラットフォームサービスの提供に向けた技術連携
両社は、企業向けの新たなAIプラットフォームサービスの提供に向けて技術連携を行い、顧客のプライベートAI活用を支援するとのこと。AIプラットフォームサービスでは、企業が自社専用の閉じた環境で安全にAIを利用するために必要なインフラ基盤からアプリケーション環境まで、一体的に提供するという。
同サービスは、デル・テクノロジーズが提供するGPUサーバー、ストレージ、ネットワークなど、AI活用に必要なインフラを集約した「Dell AI Factory」と、NTTデータが提供するAIモデルからAIエージェントなどのアプリケーションを組み合わせることで実現するとしている。
なお、同プラットフォームサービスの提供開始は2026年中旬を予定しているとのことだ。「Responsible Innovation(責任あるイノベーション)」の考え方に基づき、セキュリティ、データ保護、AIガバナンスに配慮した、社会的信頼性の高いAIプラットフォームサービスを、公共・金融・法人の顧客に提供していくと述べている。
ミッションクリティカルな業務へのAIプラットフォーム活用を支援する体制構築
同AIプラットフォームサービスでは、NTTデータの運用知見と、デル・テクノロジーズのグローバルエコシステムを融合させることで、AIを活用したミッションクリティカルな業務に貢献するとのことだ。
可用性の高いシステム構成の設計に加え、障害発生時の迅速な復旧を担保するため、GPUサーバーなどのサポート体制の設計・整備をはじめ両社連携による支援体制を構築するとしている。
共同GTMにおける幅広い顧客ニーズへの対応
両社は、共同のGo-To-Market戦略のもと、公共・金融・法人分野を中心とした業界特化型ユースケースの拡充を目指すとしている。まず、デル・テクノロジーズ本社に開設されている「AI Innovation Lab」において、NTTデータが提供するAIサービス「LITRON(リトロン)」の専用デモブースを展示する予定とのことだ。同じくデル・テクノロジーズ本社の「Customer Solution Center」において、NTTデータは最新技術を活用した新たなAIサービス開発に向けた技術連携を進めていくという。
加えて、両社の営業・技術スタッフに対するトレーニング施策や、共同でのマーケティング活動を積極的に推進することで、国内市場全体におけるAI導入の加速と、顧客のビジネス成果創出を牽引していくとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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