世界の大企業が採用してきたID基盤「Ping」──Entra ID/Oktaとの違いを読み解く
AIエージェント時代のID基盤、どう選ぶ? 文科省最高情報セキュリティアドバイザーが直伝
要件の複雑さ/既存環境/運用体制から導く判断基準
クラウドネイティブ社はPingの新規導入や他のIDaaSからの乗り換え/運用支援に加え、PingからEntra IDへの移行も支援している。「Entra IDで十分な会社に、我々がPingを勧めることはありません」と齊藤氏は明言する。
同氏は、判断軸は会社の規模ではなく、要件の複雑さと運用体制だと前置きしたうえで3製品を整理した。Oktaは標準機能を中心に導入/運用を組み立てやすく、標準化を優先して少人数の運用体制で回したい組織に向く。Entra IDはMicrosoft 365との統合で既存ライセンスを活かしやすい。Pingは複雑な要件に合わせて作り込めるが、設計/運用の難易度もその分上がる。
一方で、Pingには弱みもあるとして「特にDaVinciの柔軟性は、設計と保守の複雑さと表裏一体です。自社内で運用できる体制があるかが非常に重要なポイントになります」と同氏は述べる。
そのうえでPingが向く条件として、IDストアが複数あり、認証/認可の要件が複雑な状態であること、設計/検証/運用を担う体制が社内で整っていること、もしくは支援できるパートナーと組めること、また製品に業務を合わせるのではなくID基盤を要件に合わせたいニーズがあることの3つを挙げた。
最後に齊藤氏は、「ID基盤は製品名で選ぶものではない」と強調し、要件の複雑さ、既存環境、社内の運用体制をあわせて検討すべきだと述べ、セッションをこう締めくくった。
「Ping社は、世界では実績十分な会社です。日本でもこれからPing Identityが普及していくことを願っていますが、今日はこのPingという選択肢を一つの検討材料に挙げていただければ幸いです」(齊藤氏)
クラウドネイティブのPing Identity導入支援
株式会社クラウドネイティブは、日本国内唯一のPing Identityパートナーとして、導入から運用までをトータルで支援し、エンタープライズ規模のID管理を実現します。OktaやMicrosoft Entra IDとの比較検討を含め、コンサルティングを通じてお客様の要件に最適な製品をご提案します。導入後も、Q&AサポートやProfessional Support Serviceにより、継続的にサポートいたします。公式サイトからお問い合わせください。
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森 英信(モリ ヒデノブ)
就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務とWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業した。編集プロダクション業務では、日本語と英語でのテック関連事例や海外スタートアップのインタビュー、イベントレポートなどの企画・取材・執筆・...
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提供:株式会社クラウドネイティブ
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