Symantec Data Loss Prevention 11は、企業の知的財産の検出と保護の簡素化に重点を置いたセキュリティスイート。今回の新バージョンでは、Vector Machine Learning(ベクトル機械学習)機能が装備される予定だという(この機能の日本語対応については今後検討)。
Vector Machine Learningとは、見つけ出すのが難しい知的財産を簡単に検出できるように設計された、市場で初めての技術だとしている。さらに、Symantec Data Loss Prevention 11では、Data Insightの新しい拡張機能やエンドポイントでのセキュリティ対策の強化により、情報漏えい対策プロセスの効率と効果が向上するという。
発表によると、Vector Machine Learning(ベクトル機械学習)は、これまでの検出技術の課題を克服できるように設計されたシマンテックの新技術。Vector Machine Learningは、サンプルのドキュメントを使って学習することで、定義した特徴を認識し、機密データと非機密データの微妙な相違を識別できるという。
これにより、キーワードを使ってポリシーを作成したり、新しいドキュメントの作成時にフィンガープリントを適用するという従来の手法の煩雑さを解消するとしている。
■ニュースリリース
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20110125_01