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「ビジネスに“使える”動画を作りたい!」―動画キャプチャ、編集ソフトウェアのCamtasiaのビジネスメリットをきいた

「Webサイトのコンテンツに動画を利用するのは、もはや当たり前です。」―CMパンチ 代表取締役社長の佐々木康彦氏に、企業における動画活用のポイントを訊いた。佐々木氏によれば、YouTubeなどの動画共有サイトやfacebookなどのソーシャルネットワークの普及もあり、動画データ活用の広がりは加速していると言う。とくに3年くらい前から、Webサイトで動画を利用するという案件が、大幅に増えているとのこと。手軽に動画を利用できるようにはなった分、より効果的な動画の利用というのも、新たな課題となっている。

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動画の利用が当たり前の時代に

CMパンチ 代表取締役社長の佐々木康彦氏
CMパンチ 代表取締役社長
佐々木康彦氏

 「Webサイトのコンテンツに動画を利用するのは、もはや当たり前です」

 ―CMパンチ 代表取締役社長の佐々木康彦氏は、YouTubeなどの動画共有サイトやfacebookなどのソーシャルネットワークの普及もあり、動画データ活用の広がりは加速しているという。とくに3年くらい前から、Webサイトで動画を利用するという案件が、大幅に増えているとのこと。手軽に動画を利用できるようにはなった分、より効果的な動画の利用というのも、新たな課題となっている。

 CMパンチは1999年に創業、音楽・映像、ホームページ制作の他、さまざまなクライアントに対し営業支援活動やコンサルティング業務を提供。ホームページの制作では、音楽や映像を活用した表現力豊かなサイトの提案を行っている。

 CMパンチで制作するWebサイトで動画データを利用する際には、これまではAdobeのFlashを使うことが多かった。そのような中で、動画キャプチャ、編集ソフトウェアのCamtasia Studioに出会ったのは、5年くらい前のことだ。

 「当時Flashで作成した動画のコンテンツを、AVIなどの動画ファイル形式で吐き出し利用しようとした際に、Flashのプログラミング言語であるActionScriptで記述した部分がうまく出力できないという問題がありました。そこで、ファイル出力を形式変換するのではなく、Flash動画そのものをCamtasiaでキャプチャをしてしまうという方法を考えたのです」(佐々木氏)

 もちろん、現在でも、動画の作成でFlashは頻繁に利用している。さらにカメラで撮影した映像に手を加えるなど、さまざまな手法を用い適材適所で動画コンテンツの作成をしている。Webサイトで動画コンテンツを利用する際には、画面いっぱいに表示することは少ない。Webページ上の限られたスペースの中で、どう表現するか?これを考慮して、利用するツールや表現方法を選択することになる。

 「動画を作るのが簡単になったからと、なんでもかんでも動画にすればいいわけではありません」(佐々木氏)

 何をどのように動画にすれば、伝えたいことがより効果的にユーザーに伝えられるのか?テキストで読んでもらうべきものはテキストで、動画にしたほうが分かりやすいものは動画にする。CMパンチでは、伝えたい情報の「文脈」を十分に理解し、分かりやすさや効果を考えた上で動画を作成しているという。

動画を使った操作マニュアルは圧倒的に分かりやすい

 Webサイトそのものに効果的に動画を埋め込む機会も増えているが、自分たちが構築したWebサイトの操作説明書を動画で作成し納品することも頻繁にある。

 「紙の操作説明書よりも、動画のほうが圧倒的に分かりやすいんです」(佐々木氏)

 今後も動画による操作説明書の制作はどんどん増えるだろうとのこと。さらに、普段自分たちが提案やプレゼンテーションをする際にも、動画を利用するシーンが増えている。

操作説明も動画で作成すると圧倒的に分かりやすい

 「客先などで、iPadを使ってプレゼンテーションをする機会が増えています。その際に、Dropboxなどのクラウドのストレージに動画データを入れておき、それを再生して見せることがあります。これならiPadさえあればどこにいてもすぐ実行でき、Webサイトの表現方法や使い方などを相手に分かりやすく伝えることができます。最近では、こういったことを容易に実現できる環境が整っています」(佐々木氏)

 動画の利用シーンは、Webの制作だけでなくさまざまなビジネスシーンにまで広がっている。iPadなどの携帯端末の上でうまく利用するのもその1つ。iPadで動画を利用する際に、CamtasiaのiPad用に最適化された出力形式を選択できるところは重宝していると佐々木氏は言う。この他にも佐々木氏がCamtasiaで気に入っているところは、撮影した画像などに簡単にシャープネスをかけるなどの、直感的に利用できるエフェクト機能の豊富さ、書き出す動画データのサイズが大きくならないことなどを挙げている。

 「ちょっと細かいテクニックになってしまいますが、CamtasiaをインストールしておけばAdobeのツールでFlashから動画を書き出す際に、Camtasiaが利用しているTechSmithの圧縮コーデックを使うことができます。これを利用すると、かなり効率よく圧縮してくれるので、標準のものよりサイズが小さく、きれいで軽い動画データが得られます」(佐々木氏)

 Camtasiaはキャプチャ操作が容易で使い勝手がいいだけでなく、映像編集のソフトウェアとして必要な機能は十分に揃っているとのことだ。

安価なツールだからこそのメリット

 Camtasiaは、3万円ちょっとで購入できる安価なソフトウェアと言えるだろう。「安価であっても、必要十分な機能を備えている」と、佐々木氏。もちろん、場合によっては他社製の高価で高機能なツールを使うこともある。

 「高価なソフトウェアだと、作業環境すべてに導入するのは、我々のような小さい規模の会社ではなかなか難しい面もあります。特定のPCに導入し、それでやりたい作業はそのPCの上でだけ行うことになります」(佐々木氏)

 撮影スタッフを入れ手間をおしまずに映像撮影を行い、それを編集して仕上げるといった場合には、高価なツールを使って加工、編集の作業をすることも多い。ただしそうなると、ほんの5分程度の映像であっても、制作するのに数十万円のコストがかかってしまう。

「安価であっても、必要十分な機能を備えている」
「安価ではあっても、必要十分な機能を備えている」

 そういった「高価な動画データ」を利用する場合もあるが、むしろ最近は安価にそれなりの品質の映像を制作し、次々とタイムリーに動画を利用したいというニーズのほうが高い。その場合に、作業できるPCなりが十分に用意できないのは辛い。その点、安価なCamtasiaならスタッフすべてのPCやMacに導入して作業を行うことが可能とのことだ。これは、作業効率の面からも、メリットは大きい。

 そして、安価なので、顧客にもCamtasiaの導入を薦められるのも大きなメリットだと佐々木氏は言う。顧客から依頼を受け完成品の動画を納品するのなら、社内でどんなツールを使っていてもいいだろう。しかし、顧客にも作業をしてもらうことで、タイムリーにコンテンツを作成し更新していくとなると、10万円を越えるような高価なツールの導入を顧客にお願いするのは難しい。さらに、高価なツールは使い方が難しい場合も多く、その操作を顧客に強いることもできない。

 「Camtasiaなら操作も容易で価格も安いので、導入提案を顧客にしやすいツールです」(佐々木氏)。

 顧客にも同じ環境を入れてもらうことで、素材となる動画を顧客自らの手で制作してもらい、それ受け取りCMパンチで完成品へと加工、編集する。つまり、共同作業環境が実現できるのだ。これは、CMパンチ側ですべてを請け負うよりも、結果的には大きな工数削減につながる。1つの映像の制作コストを削減することで、継続して動画コンテンツを制作し、さらにタイムリーにWeb掲載していけるのも、メリットとしては大きい。

 CMパンチでは、実際に、エリアマーケティングツールをASP提供している会社にCamtasiaを導入してもらい、サイトの使い方を伝える動画コンテンツの作成を、この企業とCMパンチの共同作業で行っているとのこと。

 「安価なサービスを提供している企業なので、コンテンツ制作のコストも下げたいという要望がありました。とはいえなるべく分かりやすく伝えたい、なので、継続して動画コンテンツを提供できるよう、顧客にもCamtasiaを導入してもらいました」(佐々木氏)。

動画の利用はさらに広がりを見せている

 CMパンチでは、eBookProというプロジェクトを立ち上げ、電子書籍の企画や制作にも最近は注力しているとのこと。電子書籍で利用するiPadなどの携帯端末は、直感的に利用するものであり、その操作を文章のマニュアルで説明するのは難しい。そのため電子書籍アプリケーションを制作した際には、その操作説明に動画の利用を始めているとのこと。もちろん、電子書籍そのものの中に、動画コンテンツを適宜埋め込むという利用も、どんどん増えそうだと佐々木氏は言う。

iPadのアプリケーションの操作方法も、動画ならより理解しやすい

 また、大学などでiPadに教科書や教材を入れ、学生に配るといったと動きも出てきている。その際の教材を、電子書籍で制作できないかといった依頼も増えているとか。

 そこで、先生が行っている講義をそのままCamtasiaでキャプチャ録画できれば、それを加工し電子教科書にできると佐々木氏は考えている。この方法を応用すれば、企業などでセミナーやプレゼンテーションを行っている様子をCamtasiaで録画し、すぐに電子書籍に加工し配布することも可能だ。

 「手間暇、コストをかけ、芸術的でクオリティの高いコンテンツを作るだけがプロの仕事ではありません。顧客ニーズを把握し、納得できる品質のものを安価に提供する。これも重要なプロの仕事です」(佐々木氏)。

 クオリティと利便性、コスト―企業の動画利用に対する様々な要件を満たす、Camtasiaの利用シーンが、今後は確実に増えていきそうだ。

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