以前は、大規模かつ高い可用性が求められる重要システムでのみ使用するイメージのあったOracle Real Application Clusters(以下、RAC)ですが、ClusterwareやASMが導入されたOracle Database 10g RACの登場以降、様々なシステムで広く使用されるようになってきています。事実、弊社でお受けする設計・構築案件やデータ移行案件のほぼ100%がRACになっていますし、昨今オラクル社がリリースしたExadataやOracle Database ApplianceといったEngineered Systemsにも、基本的にはRACが選択されます。RACが採用されるシステムは、増えることあれども、減ることはないと考えられます。しかしながら、RACを使用したことがないエンジニアの方も多数いらっしゃると思います。そのようなエンジニアにRACを実際に使っていただくための手助けとして、「目指せリア充!コーソル流 RAC 活のススメ ~シングル卒業~」と題し、お手持ちのWindows 7環境でも簡単に11g Release2 RACを使用でき、11g Release2 RACの特徴や注意点を掴める記事をお送りしたいと思います。第一回目は、VMwareを使ったRAC構築手順の概要とTipsです。RACを構築するためには、OSの設定が肝となります。OSの設定を中心に構築時に注意すべき点をピックアップしてご紹介します。
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青野 友香(アオノ ユカ)
株式会社 コーソル
Oracleサービスグループ
学生時代は人間文化専攻で、地域文化とメディアについて学んでいたが、 未知の領域への好奇心からIT業界を志望。その中でも、Oracle Databaseという 「最もよく分からない技術」に挑戦したいと思い、2009年4月に新...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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