SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press(AD)

「鳥の目を持って、地べたを這う」現場の強みを徹底的に生かすデータモデル/プロセスモデルの作り方

■第16回Xupperユーザ事例紹介セミナーレポート

現場のユーザーを業務フローの世界に巻き込む

 ビジネスの動的な側面を表すプロセスモデルには、Xupper IIの業務フロー(ビジネスフロー)を使用する。業務フローを使う最大のメリットは、シンプルに「わかりやすさ」だという。

 プロセスモデル作成において赤氏が最重視しているのは、現場の強みを最大限に生かすことだ。それには、現場のユーザーの視点に立って業務を表現すること、そして、その表現を共有することが求められる。

 そこで重要となるのが、ストーリー性だ。設計者は「ストーリーテラー」としてプロセスモデルを作成し、「物語」(ストーリー)を「主人公」であるユーザーと共有する。そうすることによって、ユーザーを業務プロセスの世界に巻き込んでいく(図2)。

図2:現場の人間を巻き込む

 利用部門の担当者に業務フローを遂行する「主人公」の視点に立ってもらうためには、図(BFD)の内容に引き込む工夫が必要となる。赤氏は、そのコツを2つ紹介した。

 1つは、これから共有すべき業務の前提を伝えること。言い換えれば、物語の状況、背景をきちんと理解してもらうことだ。詳細な状況設定をすることで、新業務フローのイメージを具体的に持ってもらえるので、仕様の漏れなども見つかりやすくなる。

 もう1つは、業務フローの内容を説明する際に、業務の流れを表す線を赤ペンなどでたどりながら話すこと。ユーザーが業務の流れを具体的にイメージできるように、順を追って説明し、一緒に物語(ストーリー)を共有して作り上げていく。

 赤氏は他に留意点として、各プロセスに対して役割を明確に定義しておくこと、データモデル×プロセスモデルの最小粒度をきちんと管理しておくことなどを挙げるとともに、まとめとして「天高く舞う鳥の視点を持ちつつ、地べたを這って泥臭く仕様を固めることを両立しなければならない」とし、セッションを結んだ。

関連リンク

ケン・システムコンサルティング株式会社 http://www.kensc.co.jp/

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/4421 2012/12/19 07:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング