ミツカングループの物流・受注部門を担うMizkan Logitecは、インフォマートとinvoxが協業して提供する「発注書AI-OCR(invox)」を導入した。
Mizkan Logitecは、大阪と名古屋の2拠点で受注センターを稼働し、全国の取引先からの注文に対応している。同社では、深刻化する物流問題や将来の人手不足に対応し、災害時にも商品の供給を止めないBCP(事業継続計画)対策や、持続可能なサプライチェーンの構築が急務と考えていたとのことだ。
これらの課題解決に向けた受発注DXを進め、全体の85%までEDI化されていたものの、残りの15%を占めるFAX発注書は月間約1万2,000枚にのぼっていたという。取引先側のシステム環境や運用の都合上、一斉にWeb化(EDI化)をお願いすることが難しい状況にあったとしている。そのため、限られた時間内での手入力とダブルチェックといったアナログな人手に頼った業務体制が残されており、担当者が出社して対応しなければならない状況が、DX推進および災害時の事業継続における大きなボトルネックになっていたと述べている。
発注書AI-OCR 導入による効果と今後の展望
「読み取りAIエージェント」機能で1,400件以上のFAXレイアウトに対応
2026年4月に提供開始となった「読み取りAIエージェント」の活用により、取引先ごとに異なる多様なFAXレイアウトの登録がスピーディに進み、当初の目標としていた約600件を上回る1,400件以上のレイアウトの登録・運用を実現したという。
運用開始後、現場の受注担当者からは「商品名の候補を読み取って自社の商品コードと自動で紐づけてくれるため、入力作業時間が短縮され、業務スピードが向上した」 と効果を実感する声が上がっているとのことだ。
DXによる業務標準化と将来を見据えた、持続可能な物流体制の基盤構築
デジタル化が進んだことで、手入力や目視確認といった属人的な作業負荷が軽減され、業務の標準化が実現。この受注業務DXは、将来的な人材不足リスクへの備えとなるだけでなく、有事の際にも柔軟に対応できるBCP体制を構築していくための重要な基盤になるとしている。
また、物流の「2024年・2026年問題」を見据え、サプライチェーン全体の効率化へとつなげていくと述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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