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イノベイティブな情報分析による意思決定とは何か?「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット」開催

5月27日~28日に「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット」が東京コンファレンスセンター品川で開催される。本サミットでは、「イノベイティブな情報分析による意思決定とは」をテーマに、国内外のガートナーのアナリストやゲスト企業が数多く登壇。ビジネスインテリジェンスに加え、マーケティングにおける意思決定のためのアナリティクス、ソーシャル技術を活用した意思決定支援など、さまざまな領域での意思決定のあり方、多様なテクノロジーによる情報の活用の方法を紹介する予定だ。

5月27日、28日「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット」開催

 いま、企業が意思決定を行う上で活用可能なデータが膨大かつ複雑になってきている一方で、アナリティクスを支えるテクノロジーも急速な進化を遂げている。また、昨今では、マネジメントの意思決定や、顧客インタラクション/エンゲージメント、市場予測といった幅広いマーケティング領域へも、新しいテクノロジーが浸透しつつある。

 5月27日~28日に開催される「ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット」では、BI(ビジネス・インテリジェンス)に加え、マーケティングにおける意思決定のためのアナリティクス、ソーシャル技術を活用した意思決定支援など、さまざまな領域での意思決定のあり方、多様なテクノロジーによる情報の活用の方法を解説する予定だ。本サミットの見所を紹介する。

プロ野球界におけるデータ活用や分析事例を紹介

 初日、5月27日の基調講演では、「イノベイティブな意思決定とは何か~正しい情報分析による決断が勝つ時代」と題してガートナー リサーチ バイス プレジデントの志賀嘉津士氏が講演を行う。本セッションでは、「勝敗の帰趨を決める意思決定とは何か」「イノベイティブな意志決定とは何か」「そのような意思決定を可能にする手法には、どのようなものがあるか」などをテーマに、さまざまな領域で意思決定を可能にする手法、テクノロジー、成功事例などについて解説する。

 次の講演では、「アナリティクスの未来」と題して、ガートナー リサーチ バイスプレジデントのカート・シュレーゲル氏が基調講演を行う。本セッションでは、「アナリティクスをサポートするために、情報マネジメントは、どのように変化していくか」「意思決定のよりどころとして台頭してくる、最も有力な未来の分析機能は何か」「従来型のパフォーマンス評価システムを補強するものとして、どのようなタイプの意思決定支援システムが出現するか」などをテーマに、企業のITリーダーおよびビジネスリーダーが、どのようにすれば革新的なビジネス・アナリティクス・プログラムをリードできるかについて提言する。

 同日のゲスト講演では、データスタジアム株式会社 取締役の大野淳氏とデータスタジアム株式会社 ベースボール事業部 アナリストの金澤慧氏が登壇。「スポーツデータビジネスについて」と題し、プロ野球、Jリーグ、ラグビー、バスケットボールなどのスポーツデータを、どのようにデータ取得し、どのようなサービスとして、プロチームやメディアにデータ提供をしているかを紹介する。特に、統計学的な視点を用いたチーム編成が重要性を増しつつある日本のプロ野球界におけるデータの活用や分析事例を詳しく紹介する予定だ。

 また、ケーススタディ講演では、大阪ガス株式会社 情報通信部 ビジネスアナリシスセンター所長の河本薫氏が「分析力を武器とするIT部門になるには?―大阪ガスのビジネスアナリシスセンターの挑戦」と題して講演を行う。大阪ガスのIT部門では、データ分析専門チームを置き、ITだけでなく分析力も提供する組織へと進化してきた。当初、同社ではビジネス組織に入り込めず「見える化」程度のソリューションしか提供できなかったという。本講演では、同社が分析力を武器とするIT部門になる過程で経験したマインドチェンジや人材育成、組織マネジメントについて、分析事例を交えながら紹介する注目の内容だ。

WebやSNSをフル活用した「良品計画」のCRM &ソーシャル戦略の実践とは?

 2日目の基調講演では「2020年までのトップ・トレンド」と題して、ガートナー リサーチ リサーチ ディレクターのガレス・ハーシェル氏が講演。本セッションでは、「どのようなトレンドが今日の意思決定に影響を与えているか」「企業の意思決定を推進する主要なテクノロジ・トレンドは何か」「顧客関係に影響を及ぼす将来のトレンドは何か」などをテーマに挙げ、現時点で予測可能なトレンドにフォーカスしながら、経済、経営戦略、最新テクノロジー、社会の進展がもたらすインパクトを考察するとともに、これに対する対処法についても解説する。

 続く講演では、「日本企業は顧客情報革命にどう立ち向かうべきか」と題して、ガートナー リサーチ 主席アナリストの川辺謙介氏が講演する。いま、モバイル端末とソーシャルメディアを活用した顧客行動の劇的な変化は、世界中でさまざまな影響を及ぼし、多くの日本企業は大きな機会と課題に直面している。こうしたなか、顧客関連情報の収集と分析には大きな期待が寄せられるようになっている。

 本セッションでは、こうした世界レベルでの動きを踏まえ、日本固有の要素に着目した上で、日本企業に必要とされる顧客関連情報の活用に関する中長期的な取り組みについて提言する予定だ。

 また、ゲスト基調講演では、「無印良品ネットストア『お客様と時間を共有する』CRM & Social Media戦略」と題して株式会社良品計画 WEB事業部 部長の奥谷孝司氏が講演を行う。リアルとネットの融合を進める無印良品では、リアル店舗への送客機能、顧客とのコミュニケーションをソーシャルメディアや顧客関係マネジメントの強化を通じてどのように実現していくべきかが常に課題として挙がっているという。本講演では、WebやSNSをフルに活用した良品計画のCRMとソーシャルメディア戦略の実践と、その成果を紹介する予定だ。

                              * * * * * *

 本サミットでは、上述の講演内容の他にも、国内外の多彩なスピーカーが最新の分析状況や事例、ソリューションなどを数多く紹介していく予定だ。IT部門や経営層だけではなく、マーケティング部門など、さまざまな領域でのデータ活用や意思決定のあり方、多様なテクノロジーによる情報の活用方法について、幅広いテーマで議論していく注目のイベントになりそうだ。

 

イベント開催概要  

【名称】ガートナー ビジネス・インテリジェンス&情報活用 サミット 2013

【日時】2013年5月27日(月)~5月28日(火) セミナー開始:9:30(受付時間:9:00)

【会場】東京コンファレンスセンター・品川(東京都港区)

【主催】ガートナー ジャパン株式会社

【参加料金】通常価格 86,000円(1名様/税別)

【問い合わせ先】 サミット登録事務局

TEL : 03-6430-1810 FAX : 03-6430-1927  Email : japan.events@gartner.com

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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