ハッキングとセキュリティの攻防はよく"イタチごっこの世界"と表現される。どんなに強固な防護壁を築いたとしても、情報を盗む、それを金銭に変えるという明確な目的をもった攻撃者たちはその壁をいつの間にか超えてしまう。攻撃者――あえてここではハッカーという表現を使うが、彼らはおそろしく基本に忠実で、人心の掌握に長けており、そして新しい技術の吸収に対して貪欲だ。「バッドガイは驚くほどイノベーティブな存在。だが、だからこそ我々はハッカーとの戦いに負けるわけにはいかない」とセキュリティベンダとしての矜持を語るのはCheck Point Software Technologiesでプロダクトマネージャのヘッドを務めるガビ・ライシュ(Gabi Reish)氏。今回、8月6日~7日の2日間に渡り、オーストラリア・シドニーで開催されたCheck Pointの年次カンファレンス「CPX 2013」の会場において、ライシュ氏にCheck Pointの"対ハッカー戦略"を伺う機会を得たので、これを紹介したい。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア