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Azureに、のせてみた。

「わたしたち、Azureで災害対策しました」(後編)

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エラーメッセージは英語のままでお願いします

 北川:そのご指摘は受けています。なので、SQL Server に関しては今後対応予定です。なお、Oracle Database on Azureのサポートチーム(米国)からは「(データベース内で)日本語を使うのはいいけど、NLS_LANG=Japanese_Japan.JA16SJISTILDじゃなくて、American_Japan.JA16SJISTILDで使ってほしい」といわれました。

 一同:(笑)

 北川:これ、データベースの中身となるデータや文字コードは日本語で。しかしエラーとUIは英語でという指定です。そうしないと、英語圏のサポートチームに日本語のエラーログを送っても「ぼくらは読めないし」と返されてしまいます。

 谷川:確かにそうですね。

 北川:そういう事情でギャラリーテンプレートが英語になっているのかなと。

 谷川:それを解消するには日本のマイクロソフトがサポートを受けないといけない?

 北川:日本のマイクロソフトで受ければもちろん大丈夫です。

 谷川:追々、そういう要望がでたらやるのかな?

 北川:実は SQL ServerのライセンスをSA付で購入しているお客様は、そのライセンスをAzure上で利用できますので、日本語のSQL ServerをAzure上で利用できます。また、弊社のプレミアサポートfor Azure(PSfA)という契約をお持ちであれば、日本語でのサポートを受けることが可能です。それでも、直接Azureの管理ポータルから質問を上げてしまうと、英語のサポートとなる場合もある。

 谷川:対応が遅れてしまう可能性があるんですね。「日本語が分かる人がいないから待ってね」となりかねないような。OracleをAzureに載せた際に、アプリケーションは?単純にOracle DatabaseをAzureに上げただけですか?

「特に苦労なくアプリケーションも上げました」(真田)
「特に苦労なくアプリケーションも上げました」(真田)

 真田:アプリケーションも上げましたよ。特に苦労なく。そのお客様は.NETFramework1.1(古い)で開発されているものをAzureにあげようという話でした。

 谷川:データベースは最新の形にあげても問題はでないけど、開発したアプリケーションの環境を新しくしちゃうと不具合がでてしまう可能性はありそうですね。

 真田:動作検証をして一通り動くねと確認しました。

 谷川:Azureだとバージョンの後戻りはしにくいのかな。

 北川:基本は戻らないですね。

 谷川:一方通行なんですね。

 北川:組み合わせになっているので、テンプレートで。入れ替えてしまうのは難しい。

 谷川:そうすると「手でいちから入れてよ」となるんですね。でも場合によっては古いと入らない可能性もありそうですね。

 北川:あまりにも古いと。さっきの1.1とかはきついですね。少なくとも2008 R2で動くシステムなら対応できます。

 谷川:その前のものをAzure上で作るのは勘弁してねってことですね。

 鈴木:古いバージョンだとサポート期限が切れますのでね。自己責任でやってくださいということになってしまいます。

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Azureでやるならバージョンはなるべく新しい組み合わせで使って欲しい

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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