概要
数値の合計を求めるには、オートSUMボタンをクリックし、対象となるセル範囲を指定するだけでOKです。
しかし、オートSUMボタンを使って時間の合計を求めようとしても、以下の図のように「13:00」などと表示されてしまって困ったことはありませんか?
実は、計算対象が時刻の場合、1日24時間で割り切れる値は表示が省略されてしまいます。このため、24時間に達するたびに「0:00」にリセットされているように見えるわけです。
この問題を解決するためには、24時間を越えても値をそのまま表示するように、セルの書式設定を行なう必要があります。
本稿では、セルの書式設定のユーザー定義を使って、合計勤務時間を正しく表示する方法を紹介します。
操作手順
- サンプルファイル「sample.xls」を開きます。
- 勤務時間の合計を求めるセル(F33)を選択し、[書式]-[セル]を選択します。
- [セルの書式設定]ダイアログボックスの[表示形式]タブを開きます。
- [分類]ボックス一覧から「ユーザー定義」を選択します。
- [種類]ボックスには、時間を繰り上げないために「h」を[]でくくり、「[h]:mm」と入力して、[OK]ボタンをクリックします。
- 合計勤務時間が正しく表示されました。