昨今のサイバー攻撃による被害の増加に伴い、コンピュータセキュリティインシデントに対応するための専門チームであるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)を企業や組織内に設置するケースが増えています。しかし、CSIRTには「標準規格」のようなものがないこともあり、CSIRTについて正しく理解されておらず、結果的に「使い物にならないCSIRT」が構築されてしまっていることがままあります。そこで今回から2回に渡り、CSIRTとは何であり、どのように構築すればよいのかを解説します。今回はまずCSIRTとは何かについて世の中によくある誤解を解きながら紹介します。
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- この記事の著者
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山賀 正人(ヤマガ マサヒト)
千葉大学の助手を勤めた後、2001年から2006年までJPCERTコーディネーションセンターに勤務、2006年からはフリーランスのライター・コンサルタントとして活動する一方、CSIRT研究家として様々な企業のCSIRT活動に関する調査研究とともに各種講演を行なっている。
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