「NetApp AFF A200」と「NetApp AFF A700s」は、ネットアップが提供するオールフラッシュストレージであるNetApp AFF Aシリーズに新たに追加される。NetApp AFF Aシリーズには、その他にミッドレンジモデルの「NetApp AFF A300」と、ハイエンドモデルの「NetApp AFF A700」がラインナップされている。
NetApp AFF Aシリーズは、拡張性に優れたパフォーマンスに加え、フラッシュ、ディスク、クラウドにわたるデータ環境で利用できる業界最高水準のデータ管理とデータ保護の機能を備えているという。
今回発表した新製品は次のとおり。
NetApp AFF A200
エントリモデルのNetApp AFF A200は、大規模企業での利用にも対応できる優れたパフォーマンスを、低価格で導入できるオールフラッシュストレージ。この新製品により、中小規模企業は限られたIT予算のなかでも、オールフラッシュ環境に簡単に移行できるという。コンパクトな2UのフォームファクタにSSDを内蔵している。
NetApp AFF A700s
ハイエンドモデルの「NetApp AFF A700s」は、大規模企業に必要とされる高いフラッシュ密度とパフォーマンスを4Uのコンパクトなフォームファクタで実現し、企業アプリケーション、分析、クラウド統合などの要件の厳しいワークロードに対応できるという。また、優れたフラッシュ密度やストレージ効率化の機能を通じて、データセンター内のストレージ設置面積、消費電力、冷却コストを大幅に削減できる。また、最新のSPC-1の結果では、240万SPC-1 IOPSで、平均レスポンスタイムはわずか0.69ミリ秒を達成したという。
NetApp AFF Aシリーズの主な特徴は次のとおり。
- 1ミリ秒未満のレイテンシで最大700万IOPS、実効容量360PB超を誇る最速のスケールアウト オールフラッシュアレイで、アプリケーションを高速化
- 業界最高密度のフラッシュにより、2~4Uのコンパクトなフォームファクタで1PBの完全なフラッシュシステムを実現
- フラッシュ、ディスクからクラウドまで、SAN環境とNAS環境の両方のデータ管理を統合
- わずか10分未満でストレージシステムのプロビジョニングとデータ提供が完了
- インラインデータ削減テクノロジによって、SSDストレージを平均で1/5~1/10に削減
- 32Gb FCおよび40Gbイーサネットの高速接続によって、ネットワークのボトルネックを解消
- 統合データプロテクションスイートによってデータを保護
- Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、IBM Cloudなどのパブリッククラウドと接続できるだけでなく、クラウドとオンプレミスの両環境にわたってデータの可視性と管理性を実現
なお、国内での提供開始は2017年度第4四半期(2~4月)の予定だという。