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本音のデータマネジメント論

本末転倒、全部盛り、塩漬け……なぜ多くの企業はマスターデータマネジメントに失敗するのか?

 近年、マスターデータマネジメント(以下、MDM)に取り組む企業が増えています。MDMは決して新しいテーマではありませんが、ビジネスのグローバル化や積極的なM&A戦略、業務アプリケーションの多様化やクラウドサービスの浸透、データ分析・活用の高度化といった、ビジネスとITがよりいっそう複雑化する環境の中で、改めてその重要性が注目され、MDMのニーズが再燃していると考えられます。今回は、実際の失敗事例をもとに陥りがちな落とし穴をパターン別に分類、その根本原因を整理し、着実に成果をあげるための成功の秘訣を紹介していきたいと思います。

マスターデータマネジメントは最も難易度の高いテーマ

  マスターデータとは、各アプリケーション固有の方言であり、MDMは異なる複数のマスターデータを統合、すなわち方言を束ねて標準語を整備する取り組みであると言えます。その効能のひとつとして、各アプリケーションに閉じた世界では方言を使いながら、複数のアプリケーション間をまたぐ際には標準語を利用してスムーズな会話を成立させることができるようになります。上述したような、現代の複雑なビジネス/IT環境においてはとても便利に働く仕組みです。

図: さまざまなシステム間連携のハブとなるMDM

 しかし、MDMはデータマネジメントの中でも最も難易度の高いテーマのひとつです。長い構想期間を経てプロジェクトを立ち上げた結果、途中で頓挫してしまった、もしくは莫大なリソースを投資してシステムを構築したものの有効活用できていないといった失敗事例も少なくありません。

 今回は、実際の失敗事例をもとに陥りがちな落とし穴をパターン別に分類、その根本原因を整理し、着実に成果をあげるための成功の秘訣を紹介していきたいと思います。

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失敗ケース1:本末転倒パターン

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この記事の著者

久國 淳(ヒサクニ アツシ)

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https://enterprisezine.jp/article/detail/9127 2017/04/17 07:00

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