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♯5 説明男子の社長と行く!京都データセンターにおいでやす~カゴヤ・ジャパンさん

  2011/05/19 00:00

茶摘み籠の販売からISPまでの道のり

というわけで、社長にお話をうかがっております。まず、カゴヤさんっていうのは、いつからあるんですか?

「そもそもは、曾祖母が茶摘み籠の販売をはじめたのが最初です」

ヒィ~!ひぃおばあさまが!茶摘み籠を!本当に籠屋さんだったとは。

「籠屋商店といいまして、それが85年前の話です。昔本社があった場所が宇治茶の産地だったんですね。茶畑があって、茶摘みの季節に向けて茶摘みカゴを売るような形になったのがきっかけのようです」

茶摘み籠がどうしてデータセンターに…

「はじめは茶摘み籠だけ売っていたんですが、農家の方から他の農機具、くわとかカマも打ってくれとのニーズがあったようです。籠は茶摘みの季節しか売れないので、それ以外の季節も売っていかなければということで、品目をふやしていったんですよ。農機具、お茶碗、お箸といった生活用品まで、今でいうホームセンターみたいな。それに加え、昔はお風呂を沸かすのに、薪とか炭を使っていましたので、そういうものも売っていたので燃料関連が売れるようになってきた。そのうち、灯油とかガスとか、燃料関連に力を入れるようになってきて。で、ガスのほうがメインになってきて、40年くらい前にガスのほうが本業になってきたんです」

そしてここで、籠屋商店から「カゴヤガス設備」に社名が変更になったそうです。わかるような、唐突なような、とにかく意外な展開です。

「茶摘み籠を売ったのが曾祖母。品目を増やしていったのが僕の祖父。ガスを始めたのが僕の父。ISPをはじめたのが僕です」

ガスからISP…これまた飛躍しますが…

「僕がもともと中学生のころからプログラムが好きだったこともあって…。茶摘み籠はとっくにやめてますし、ガスも8年ほど前にやめています。今はホスティングサービスに一本化している。そのときに、カゴヤジャパンに社名も変えたんですよ」

なるほど。わりとなんかこう、ふわっとしていらっしゃる…。しかし!地元でカゴヤさんといえば老舗。時代時代の生活にひたと寄り添うようにサービスを提供し続けてきた、有名な企業さんなのです。それぞれの代にお好きなことをして、次の代につなげていく感じが素敵ですよね。

***

さて、一風かわった本日のデータセンターはカゴヤさんでした。いかがでしたか?終始淡々とお話しされる社長、原稿に「(笑)」をさしはさむ余地はありませんでした。しかし、時代ごとに変わるニーズにこたえて商売を行う、まさに、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしの商人魂を引き継ぐ経営者の姿を見た気がいたしました。楽しかったです!

カゴヤジャパンさん、ありがとうございました!

データセンターの旅はまだまだ続きます…
 



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連載:2010年データセンターの旅
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